ゆっくり漢方解説もPart4まで来ました。今回は『外邪と内邪、邪正相争』についてのお話です。
解説動画の本編は04:08から始まります。冒頭と最後は全く関係のない雑談ですので、興味がない方は飛ばしてください。
この記事ではこの動画を作成した意図や裏話をしていきます。
【東洋医学・漢方を学ぼう】解説動画~Part4~
前回の解説動画はこちら
【東洋医学・漢方を学ぼう】解説動画の意図
今回は『邪正相争』についての話です。
邪気は体の内外の気が変化したもので、外邪と内邪があります。
外邪の代表は『六淫外邪』で、『風・寒・湿・熱・燥・暑』の6つです。
内邪には『内生五邪』の『風・寒・熱・湿・乾』と『病理産物』である『気滞・血瘀・痰飲』があります。
で、これらの内邪と外邪に対抗するために、体内では『正気』が働きます。
正気は外邪に対抗するために体内で動員された『精気』です。
精気とは体内を構成している基本エネルギーで、『気・血・津液』のことです。
で、正気と邪気が対抗して病気になるという理論を『邪正相争』と呼びます。
ここまでをまとめて言い換えてみると…
体の内外の『気』・『血』・『津液』は普段は正常な働きをしている。
が、何らかの変化が生じて体に害を与えるようになったものを『邪気』と呼ぶ。
その邪気に対抗するために体内では『正気』が働き、邪気と正気のせめぎ合いで病気になる。
ということです。
『万物は流転して変化する』
これが理論の中心にあることが分かれば、きっとすんなり理解できるはずです。
(前回の動画で中医学の基本的な考えについては述べていますm(__)m)
【東洋医学・漢方を学ぼう】解説動画の裏話
はい。やってきました裏話のコーナー。
私はこの裏話をするためだけに毎回この記事を書いています。
毎回個人的な趣味を垂れ流すためだけのコーナーです。
この『ゆっくり漢方解説』シリーズは、もともとはサークルの後輩のために作り出した動画です。
動画編集の素人&漢方の素人が作っており、素人成分満載で作っています。
ので、「不完全さ」や「つまらなさ」はもちろんあると思います。
けどそれでも一定数は見てくださる方がいらっしゃるようなので、作っています。
いや、本当に感謝。見てくださりありがとうございます。
で、今回は動画の冒頭に『お金の話』が付いていましたね。
これは完璧に私の趣味です。
お金というものが開発されてから、人類にとってお金は切っても切れない因縁のような関係になりました。
現在でもお金の争いによっていざこざや事件が起こってしまっています。悲しい限りです。
でもよく考えてみると、『お金は価値があると思われているものを交換するための手段』でしかないわけです。
そもそもお金なんてただの紙と金属です。
紙と金属に国が『価値がありますよ~。保証しますよ~。』って言っているからこそ、お金は『交換する手段』として成立しているわけです。
それにお金を得る手段は『仕事をする』だけではありません。
というか『仕事やバイトは、自分の時間とお金を交換しているだけ』に過ぎないわけです。
僕は全ての『仕事』は尊いものだと思っています。
しかし、全ての『労働』は尊いものだとは思っていません。
だって労働は『自分の時間をお金に変えているだけ』だから。
自分の時間ほど大切なものはこの世に存在しません。
当たり前ですが、全ての人間はいつか死にます。
10年後か50年後か50分後かは分かりませんが、人はいつか死にます。
これまで生きてきた人類の中で、死から免れた人間はいないのです。
『無常・万物流転』と言いますが、まさしくその通りです。
時間だけが、すべての人類に与えられた平等の資産なのです。
だからこそ、『お金をどうやって手に入れるのか』よりは『自分の時間をどうやって価値のあるものに変換するか』を考えるべきなんです。
お金は自分の時間の代わりに動いてくれるものに過ぎないわけです。
そして『自分の時間を価値のあるものに変える手段の一つ』が『他人のために労働する』ことなんですよね。
始めは無償でもいいから、他人のために労働をする。
きっとこの精神を持つ人は、大物になるんでしょうね。
…えーと。何を伝えたいんだっけ?
・お金は『交換』のための手段に過ぎないこと
・交換のための手段に、余計な感情を載せないこと
・お金が交換するものは『自分の時間』
・『自分の時間』を価値のあるものに変える手段を考えること
ということですかね。
はい。
ちなみに、最後の雑談を聞くと分かると思うのですが、私は『西尾維新』から多大なる影響を受けています。
特に西尾維新の『戯言シリーズ』には大きな影響を受けています。私は中学時代にはまって読破しました。
興味がある人はぜひ読んでみてください。
戯言・戯曲・残酷・懺悔、そんな要素がいくつも詰まっていて、かなり面白いですよ。
ではでは。
また皆さんとのご縁があることを祈っています。