漢方解説

【東洋医学・漢方を学ぼう】太極図から陰陽五行説まで~Part3~

【東洋医学・漢方を学ぼう】解説動画~Part3~

前回の解説動画はこちら

 

この記事ではこの動画を作成した意図裏話をしていきます。

 

【東洋医学・漢方を学ぼう】解説動画の意図

今回は太極図についての話です。

「太極図から両儀(→陰陽)が生まれ、両儀から四象(→五行)が生まれ、八掛が生まれる。」

この流れを意識してさえいれば、すんなりと中医学の考え方が頭に入ってきます。

 

太極は万物の根源です。太極から相反する陰陽を統合した両儀が生まれる。両儀から陰陽それぞれが生まれて、四象である少陽、太陽、少陰、太陰が生まれる。そして、それぞれからまた陰陽がうまれて八卦になる。

 

世の中のものは全て陰と陽に分類でき、陰と陽で万物が構成される。陰と陽のバランスは常に変化しており、季節のような「変化」を生む。これが陰陽説や五行説です。そして、人間の体と自然界は同じ法則に従っていると考えることができるので、人体にも陰陽説と五行説が適応される。だからこそ、人体の陰陽のバランスが乱れると、病気という「変化」が生じる。

 

と、これが中医学の「陰陽」に関する基本的な考えです。かなりの根本となる基礎理論の一つなので、しっかりと理解して欲しいです。

 

【東洋医学・漢方を学ぼう】解説動画の裏話

もともと太極図についての解説をしようと思っていたんですよね。理由は『僕が「空の境界」が大好きだから。』

 

もう一度言います。僕は「空の境界」が大好きです。

 

実際、太極図を理解すれば「空の境界」の理解も進みますし、既に「空の境界」を知っている人はこの動画を見てみると面白いと思うんですよね。

解説動画の中で「陰陽は互いに相克する螺旋」という表現を使っていますが、これは「空の境界」の「矛盾螺旋」という章から引用したものです。また、太極図の中に存在する「陽中の陰」「陰中の陽」について触れようと思ったのも、「空の境界」の影響です。

 

陰と陽は「女性性」と「男性性」に例えられることが一般的です。女性と男性はお互い一人では存在することができないのにも関わらず、お互いにお互いのことを排除しようとする。しかし、「陽中の陰」「陰中の陽」のように「男性性の内側には女性性」が、「女性性の内側には男性性」が存在します。そして世間一般では「男性は男性らしく」「女性は女性らしく」が一般的ですが、それで生きづらさや苦しさを感じている人はいるはずです。

『人間は全てが両儀を内包した存在だ』という認識があれば、男性らしさとか女性らしさとかそんなものにとらわれることなく、もっと皆自由に生きることができると思うんですよね。男性だけど女性らしい一面があってもいいし、女性だけど男性らしい一面があってもいい。そして実際、男性性と女性性をどちらも兼ね備えた存在は「両儀」として完成されているので、魅力的に見えるわけです。

 

と、まあここまで何も考えることなく戯言を垂れ流してきましたが、この裏話で伝えたいことは一つだけです。

『「空の境界」はいいぞ!!!』

 

-漢方解説

Copyright© 金沢大学東洋医学研究会 , 2020 All Rights Reserved.